OMORI KATSUMI

大森克己展
“when the memory leaves you” – sounds and things vol.2

会期:2015年7月11日(土) – 8月9日(日)

会場:MEM (東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F)
open hours:12:00-20:00 月曜休廊 [月曜祝日の場合は翌日休廊]
tel. 03-6459-3205

【オープニングレセプション】
日時:7月11日(土) 18:00 – 20:00

【関連対談企画】
若林恵(『WIRED』日本版 編集長) × 大森克己
日時:8月1日(土) 18:00 – 20:00
会場:MEM (参加無料)

一見バラバラな、さまざまなモチーフ(人物や風景やモノ)を撮影した写真をくみあわせ、ひとつひとつの写真と、そこに添えられた言葉を通して、我々が住む世界の「目に見えるものと目にみえないものの境界」と「時間の意味」について問いかけるプロジェクト”soudns and things”の第2弾となる大森克己の個展を開催いたします。

本展に合わせて小冊子を刊行致します。
“when the memory leaves you” – sounds and things vol.2, 大森克己
テキスト:清水穣, 12頁(カラー6頁), A5変形

大森克己写真展
#soundsandthings

期間:2015年7月4日(土)~7月26日(日) ※金、土、日、月 11:00-17:00
7月4日(土) 15:00~ オープニングパーティー(予約制・料理 ¥1,500)

場所:Gallery Trax 山梨県北杜市高根町五町田1245

i-phone 6 によって撮影され、Instagram などの SNS を通じて発表され続けている 大森克己のプロジェクト「 #soundsandthings 」のプリント作品を展示します。
写真と言語をどのように結びつけてくのかという大森克己の新しい問いかけです。

昨年末に新しいデジカメを手に入れた、って i-phone 6 なんだけど。いろいろ触って試してみたらこのデヴァイス、なかなかの性能だ。ほんとうに写りが良いし携帯性も機動力も高い。当たり前ですね。ケータイなんだから。以前は携帯電話で写真を撮影することに何かしら言い訳のようなものが自分の中にあったのだが、いまやごく普通のカメラとして活躍し、「デジタル写真」というものがついに自分のモノになったように思えて、なかなかにうれしいものである。毎日出会った景色や人を撮り、間髪を入れず SNS で公開する。そしてあまたある SNS のなかでも Instagram がこのところ自分の写真を公開する主要な場所のひとつになってきた。自分の写真を様々な人が見てくれるということはもちろん楽しいのだが、それよりも、#(ハッシュタグ)という機能によって、自分の写真があるひとつの言葉(#なんとか)を軸にしてまったく知らない人が撮影した写真や映像と一緒のグループに分類されることにドキドキする。例えば、#土門拳とか # williameggleston と自分の写真にタグ付けすることで、Instagram 的「写真史」のなかに自分の写真が、自動的に組み込まれる訳だ。#khorsabad によって、古代オリエントの世界と同時にイスラム国にもつながっていく。#を考えることは、写真や映像を見て、そこに写っているものだけでなく、写真のなかの目に見えづらい様々なレイヤーをどのように言語化するのか、というレッスンでもある。(大森克己)

Gallery Trax
住所: 山梨県北杜市高根町五町田1245
Tel: 080-5028-4915
HP: http://www.eps4.comlink.ne.jp/~trax
blog: http://d.hatena.ne.jp/traxtrax/
アクセス:
電車 / 中央線特急: 新宿〜甲府駅 → 普通電車: 長坂駅下車-タクシー10分
高速バス岡谷行き / 新宿〜長坂・高根インター下車-徒歩10分